【レビュー】ZENSUI(ゼンスイ) ZR-75Eを選んだ理由
夏場が近づいてきました。
コルレアは23℃が最適水温といわれているので、夏場でも維持できるように準備しないといけません。
皆さんもどのクーラーにするか、またはエアコン管理にしようか悩んでいる方も多いと思います。
今回は私が60cmワイド水槽に導入したZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eアクアリウム用クーラーについてレビューしていきたいとおもいます。
どんな人に向けての記事か
現在クーラーの購入検討をしている方、特に60cmワイド水槽を持たれている方におすすめです。
またZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eアクアリウム用クーラーを購入しようか悩んでいる方も参考にしていただけると思います。
実際私も初めて購入して設置、運転もしています。
夏場の最高温をまだ経験していませんので見えてないところもあるかと思いますが、随時追記したいと思っています。
私が水槽用クーラーに求める条件
私が水槽用クーラーに求める条件は以下です。
- 静音性が高いこと
- オーバーホールができること
- 将来水槽が大きくなることを考え、90cm水槽でも使用できること
- コストパフォーマンスが良いこと
- チラー式であること
- ヒーター機能があること
- 売却するときに高値がつくこと
上記を全て備えているクーラーにしたいと考えていました。
ひとつづつ見ていきます。
静音性が高いこと
後述しますが、私はZENSUI(ゼンスイ)製のクーラーにすることは前々から決めていました。
あとはどの機種にするかということですが、60cmワイド水槽に使えるのが
ZENSUI ZCシリーズやZRシリーズがあることを知りました。
製造元が韓国になるか、中国になるかという違いのようですが、どこの国で作られようが、壊れず、きちんと飼育水を冷やしてくれる性能があればいいと考えていましたので、どちらでもいいと考えていました。
多くのサイトのレビューを確認しました。
ZCシリーズは200αなどに魅力を感じましたがどうもZRシリーズに比べて音がうるさいというレビューが目立ちましたので、ZRシリーズに軍配が上がりました。
オーバーホールができること
ZENSUI(ゼンスイ)はアクアリウム用クーラーとして最もシェアが高い(価格も?)ですが、その人気の秘訣は
「オーバーホール」に出せるということのようです。
アクアリウム用クーラーは、普通に家庭用エアコン並みの金額のものがざらにあります。
なるべく買い替えは避けたいところです。
保証期間は1年ですが、その後も7,800円(税別)でオーバーホールに出すことができます。
ちなみにこちらのページからオーバーホールの申し込みができるようです。
また、オーバーホール中は代替機を貸し出してくれるサービスもあるようなので、冬場にオーバーホールに出しておくと安心ですね。
私も2年サイクルで出してみようかと思っています。
将来水槽が大きくなることを考え、90cm水槽でも使用できること
アクアリウムにのめり込んでいくと、大きい水槽に変えたくなったり、水槽本数を増やして行ったりすることがあります。
現在うちにある最も大きな水槽は60cmワイド水槽ですが、絶対水槽大きくなっていく気がしていますよ。
その度にクーラーを買うのは相当な痛手・・・将来を見据えてオーバースペックではありますが、間違った買い物ではないと信じています。
ちなみに60cmワイド水槽の水量が120ℓぐらいで、ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eは300ℓまで対応していますので相当余裕があります。
90cm水槽も対応していますのでバッチリです。
オーバースペックすぎやしませんか?
という懸念もあるかもしれませんが、理屈的に考えると大丈夫かなと考えています。
排水時の勢いが心配なんて声も聞こえそうですが、
別にクーラー内部でモーターをぐんぐん回して水を出しているわけではなく、外部フィルターの排水量に依存していますし、水温もきちんと管理されているので問題ないだろうと考えてます。
今現在うちで使用していますが、排水量と水温ともに問題ありません。
コストパフォーマンスが高いこと
コストの考え方ですが、ランニングコストや初期導入費用などいろんな面から考えることができます。
ランニングコストに関しては私はあまり気にしていませんでした。
一応後で後述します。
水槽用クーラーですので夏場しか基本的に私は使用しないようにしようと思っています。
そんな大きな差はないと軽く見積もっています(いいのかわかりませんが・・・)
気にしたのは本体の代金に対する、冷却可能水量です。
ZENSUI ZC-200αや他のクーラーは100ℓ〜180ℓの冷却機能で5〜6万円程度のものが多いですが、ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eは300ℓで4万円代で購入できます。
そのため、本体価格に対して、冷却可能水量が多いのは大変魅力に感じました。
チラー式であること
水槽用クーラーは、ファン、ペルチェ式、チラー式があります。
ファンは60cmワイド水槽では到底冷却できないので、選択肢からは外れ、ペルチェ式は60cm規格水槽ぐらいまでなら良さそうですが、将来水槽も大きくする可能性があると考えるとチラー式一択でした。
ヒーター機能があること
私は相当なめんどくさがりやなので、水槽用クーラーを導入した後、
となってしまうことを懸念しています。
今の時点では夏場だけと考えていますが、取り外しをするかな?という全く自分を信じてやれない自分がいます。
そのときにヒーター機能があるかないかは大きな差になります。
ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eは、コンセントがついてましてヒーターを接続することができます。
水温が下がりすぎた場合は、このヒーターに通電して温めてくれますので、安心です。
ちなみにZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eは100V /300Wまでのヒーターであれば問題なく使用できますので、うちのエヴァリス オートヒーター ダイヤルブリッジ R200AFは対応可能です。
売却しても高値がつくこと
今から考える必要もないかもしれませんが、他のクーラーに帰る場合や不要になった場合に高値で売れるということは大きなメリットです。
また、エアコン管理に変更した場合もクーラーが要らなくなる可能性もありますので、それも視野に入れて購入しています。
メルカリ等のサイトを確認すると、ZENSUI製のクーラーは結構高い金額で取引されていますので、売却した際も損失が少なくて済みます。
比較検討した水槽用クーラー
私がZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eを購入する際に比較検討したのは下の機種です。
計3台まで絞って最後に細かい検討をしました。
ZENSUI(ゼンスイ)ZC−200αの金額が当時最安値で57,970円でした。
冷却可能水量は200ℓまで。
温度設定も0.5℃単位で可能とのこと。
最後まで悩みましたが、レビューに「音がうるさい」ということをたくさん書かれていたのが気になりました。
また200ℓが冷却可能水量の上限ですが、ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eは300ℓです。
かつ金額は4万円代半ばで購入できますので、ZENSUI(ゼンスイ)ZC−200αを選択肢から外しました。
次に悩んだのがZENSUI(ゼンスイ)ZR−miniです。
最安値で31,500円と破格の安さで、冷却水量は180ℓです。
本体価格の安さにめちゃくちゃひかれましたが、
本体がめちゃくちゃ熱くなる
音が気になる
というレビューが多めだったことに加え、
冷却水量がもうちょっと欲しいなと思ったのでこれも外しました。
水槽用クーラーを追加で購入することになった際はこちらを購入しようと考えています。
ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eにした「決め手」
ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eにした決め手は以下の通りです。
- 本体価格が、冷却可能水量の割に安い。
- 冷却可能水量が90cm水槽でも十分
- ZENSUIというブランド力
- 静音性に定評がある
ちょっと表にしてみます。
本体価格が、冷却可能水量の割に安い。
商品名 | 最安値 | 冷却可能 水量 | 1ヶ月の電気代 50Hzの時 | 1ℓ:本体価格 |
---|---|---|---|---|
ZENSUI(ゼンスイ)ZR-75E | 44,100円 | 300ℓ | 1200円 | 147円 |
ZENSUI(ゼンスイ)ZC−200α | 57,980円 | 200ℓ | 1122円 | 290円 |
ZENSUI(ゼンスイ)ZR−mini | 31,500円 | 180ℓ | 840円 | 175円 |
この表から考えると
人によっては全く気にならない数値かもしれませんが、1ℓ冷却できる能力に対して、本体価格が最も安いのがZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eです。
これだけでちょっとお得感があります。
また、電気代に関してはこの数値だけでは明確なことは言えません。
条件が25℃で12時間稼働想定です。
おそらくですが、冷却可能水量が少ない機種だと冷却時間がのびると考えられるので、ZENSUI(ゼンスイ)ZR−miniは電気代が安く見えますが、もっと高くなる可能性があります。
逆にZR-75Eは冷却可能水量が大きいので、冷却時間が短くできると考えられるかもしれません。
これは専門家に聞かないとよくわかりませんが、可能性としてはあります。
また、例えそれが誤りだったとしても、1200円と840円の差なのでそこまで大きな差とはとらえる必要もないかなと楽観的に考えているのもZENSUI(ゼンスイ)ZR-75Eに決めた理由です。
冷却可能水量が120cm水槽でも十分
上の表からもわかるように、冷却可能水量が多いです。
将来水槽を大きくする可能性があることを考えると、安心の水量になります。
ZENSUIというブランド力
これは私のアクアリウムに関してはブランドもの大好きな部分が出てしまっているかもしれません。
ADAも大好きですしね
ですが、私は万が一のことを考え、売却するときのことも想定しています。
上位機種を購入する場合も、資金源とすることができますので、ブランド力は大事です。
静音性に定評がある
特に静かなことに越したことはありません。
多少うるさくてもいいんですが、せっかく買うならわざわざうるさいと書かれているレビューが多い商品より静音性があるものを購入した方がいいですよね。
ZENSUI ZR-75Eを買って良かったこと
まだ夏場に入っていませんし、購入したばかりですのでまだモニタリングが必要ですがとりあえずここまで感じたことを書きます。
結構冷却が早い
想定以上に飼育水の冷却が早いです。
他と比較しようがないのでわかりませんが、ストレスなく水温が下がりました。
操作が超簡単
コントロールパネルの操作が簡単です。
説明書無くしてできます。
ボタンは3つしかありません。
設定したい温度の上、下、決定ボタンの3つです。
あとは水温が常にモニターできるのはいいですね。
水温計との誤差は0.5℃未満です。
思ったより本体が小さい
300ℓも冷却できますので物々しいものが届くかと思いましたが、思ったよりコンパクトです。
見た目がおしゃれだとは思いませんが、まぁ、許容範囲です。
うちはコトブキのプロスタイル600Lという水槽台の中に入れることができると思います。
ただ、うちの水槽台の中は色々カスタマイズしててもう入れられませんので外に出しています。
うちの水槽台と同じ水槽台で、外部フィルターとサブフイルターを入れている程度の人でしたらクーラーも問題なく中に収納することができます。
音は冷蔵庫の音と完全に一致
もうほんとに冷蔵庫そのものです。
音が気になる方hいますぐ冷蔵庫にダッシュして耳を近づけてみてください。
そうです、その音です。
気にならないですよね?
多分寝室においても平気な人は平気です。
また、音が鳴ってるのは冷却している時だけです。
あとは全く音がしません。
ZENSUI ZR-75Eを買って後悔した事
後悔したことは今のところ一つもありません。
むしろ安心して夏が迎えられることを嬉しく思っているぐらいです。
クーラーと同時購入したもの
クーラーと同時に買っておかなければならないものがあります。
まぁ、なくてもいいですがメンテナンス性が全然違いますのでお勧めしておきます。
エーハイム ダブルタップ(直径12/16)を1セットと、ホースを必要な分だけ購入しておきましょう。
我が家の外部フィルターの設置例でいくと増設したのは以下の部分です。
ダブルタップさえあれ外部フィルターを特にいじることもなくクーラーを設置、撤去できますのでお勧めです。
記事が参考になれば幸いです。