コルレアブリードで最低限必要なもの
コルレアのブリードで最低限必要なものを考えてみようと思います。
私自身試行錯誤しながら大変無駄なものを購入してしまいました…
初心者だったころの自分に向けて、「買うべきもの」を紹介するつもりで書きたいと思います。
目的の確認
最初に目的を確認しておかないといけません。
ここではあくまで、
「コルレアを個人でブリードできるようにする」
ということを目的にし、最低限必要なものについて考えたいと思います。
ですから、水槽のレイアウト等は視野に入れず考えます。
じゃないとアクアリウム沼にハマってきりがないですからね。
ブリードをしていますと、使用頻度の高い用品や、不可欠な用品がだんだんと自分の中で明らかになってきますし、さらには予想外に結構使用しているもの等も結構あるんですよね。
あとは、最初は使ってたけどだんだん使わなくなったものや、必要性を感じてなかったけど使ったら手放せなくなったものもありますのでご紹介したいと思います。
ないと困る「絶対必要なモノ」
水槽、水槽台、水槽マット
これは言わずもがなですので省略してもいいかなと思いますが、要点だけ。
コルレアのブリードを考えるのであれば、60cm規格または60cmワイド水槽ぐらいから始めるのがおすすめです。
ちなみに私は60cmワイド水槽で始めました。
60cmワイド水槽は、サイズが60×45×45cmで、水量は121.5ℓの水槽です。
一方60cm規格水槽はサイズが60×30×36cmで、水量は65ℓの水槽になります。
お気づきの方も多いと思いますが、60ワイドは60規格水槽のおよそ倍の水量になるので、水質や水温変化も少なくなるので安定した水作りをすることができます。
また、60ワイド水槽は、60cm規格水槽対応のアクアリウム用品を使用することができますので、60規格水槽とそこまで大きな費用的な差が生じないのも魅力です。
60ワイド水槽で私も繁殖に成功していますので、このサイズであればどのメーカーの水槽でも大丈夫だと思います。
水槽台もお気に入りのものでいいと思います。
参考までに私が使用しているもののレビューページです。
ライト
ライトもなんでも構いません。
水槽サイズに合ったものを選んでいただくので構いません。
水草を育てるわけではありませんので明かりがつけば問題ありません。
60cm水槽用のライトは生産ロットも多いので比較的安く買えます。
私が使っているのはアクロトライアングルグロウと水作のライトです。
水作のライトは安いですが、LEDも綺麗で気に入っています。
LEDはブルーがかっていて綺麗とうちの家族も言っていました。
今後60cm水槽を増やしてライトを買うのであれば、めちゃくちゃ安いですし、これを購入すると思います。
黒色もありますよ。
フィルター
ろ過さえできてしまえばこちらもどのフィルターでも構いません。
ただ、水質は熱帯魚飼育でも最も重要な要素だと考えていますので、私は外部式フィルターを使用しています。
メインフィルターはエーハイムの2213でを使用しており、サブフィルターはエーハイムの2215(モーターはなし)を使用しています。
濾過槽を増やしてろ過能力アップと、水量増加を実現しています。
余談かもしれませんが、私は2213は70周年記念モデルのグレーを使用しています。
通常モデルよりデザイン的に圧倒的にお勧めです。
ホースも黒の半透明なのでカッコいいですよ。
メンテナンス性もすごく良いです。
メインフィルターとサブフィルターを交互に清掃できるのでバクテリアの死滅を最低限に抑えられます。
つまり水質を安定させた状態をずっとキープすることができるんです。
ろ過は何の心配もいらない状態で、水はバキバキに透明でコルレアも調子がよさそうです。
また、ある程度水流がありますので、コルレアも水流で遊んでいます。
ヒーター
こちらも水槽に合ったものであれば何でも構いません。
私はサーモスタットと一体型のヒーターを使用しています。
分離型もいいのですが、水槽に入るコードをなるべく少なくしたいので。
・クーラー
これは少し高価ですが持っておいた方が良いです。
私は買ってホントに良かったと思っています。
エアコンでばっちり管理できるご家庭に関しては不要かもしれませんが、夏場温度上昇はすさまじいので持っておくのが安心です。
これも水槽サイズに合うものでいいと思いますが、私はゼンスイのZR−75Eを様々なレビューを読んで決めました。
メリットは価格の割に300ℓを冷やすことができるので将来的に水槽が増えた時でも使用できると思ったことです。
難しい設定も必要なく、昨夏確実に飼育水を冷やしてくれました。
また、コルレアは低水温飼育が望ましいとされていますので、夏場の高水温をフルパワーで冷やしてくれるこちらの商品は大変満足度が高いです。
また、今年は60cm規格水槽を増やしたのでもう1台クーラーを増設する予定ですが、ゼンスイのZR−miniブラックを購入しようと考えています。
また購入して使用を始めたらレビューしたいと思います。
サテライト、グレードアップセット
ブリードを考えているなら必要です。
ほかの産卵箱は試してみましたがサテライトに敵うものはありませんでした。
サテライトの使用には、サテライトグレードアップキット2を併用するのが前提です。
これを使わないとせっかく隔離した稚魚がサテライトから流れ出てしまいます。
ほかの産卵箱はスリット等で稚魚の脱出を防ぐ仕様になっているものもありましたがアクアボックスは稚魚が抜け出てしまいました。
また、グレードアップセット2の網目は稚魚が脱走するのを防いでくれるのですが、すぐに目詰まりを起こすというデメリットもあります。
3日に1回は取り換えてあげられるといいので、予備を持っておくといいですよ。
目詰まりしないで放っておくと、水がサテライトからあふれ出てしまいますので要注意です。(私は1回溢れ出させてしまいました。)
シェルター(親魚用)
シェルターがなくても飼うことができますが、ストレス軽減のために用意しておいてあげるといいと思います。
うちはAsatさんという方が製作・販売されているSheltaCraftaというシェルターを使っています。
こちらを使用させていただいている理由は「カッコいいから」が最も大きな理由ではありますが、水槽の中になぜか馴染むんですよね。
市販のシェルターだとどうしても人工感が出てしまうんですが、なぜかSheltaCraftaは許せてしまう不思議。
魚の習性などいろいろ考えられて作られていますので、うちのコリドラス、オトシン等はこのシェルターが大好きでよく中に入っています。
販路が私自身もよくわかってないのですが、一部のアクアリウムショップでの販売がメインのようです。
また、Asatさんご自身がヤフオク!で出品されていることもあります。
私は某アクアリウムショップの通販を利用して購入させていただきました。
シェルターは必須ではないかもしれませんが、安心して産卵してもらうためには必要かなと考えています。
シェルター(稚魚用)
稚魚は暗がりを好みますのでシェルターを用意していあげるといいです。
うちの場合は、オリジナルの手作りシェルターを作って使っています。
Asatさんのシェルターにインスパイアされて、オーブン陶土でシェルターを作っています。
いつか記事にしてまとめようと思っています。
ちなみに使っている素材のリンクを張っておきます。オーブンで焼けるので手軽です。
餌
大人と子どもで食べるものが異なりますが、うちで使用している餌は以下です。
- 冷凍アカムシ
- 冷凍イトメ
- 活イトメ
- グロウD
- アドバンスフード コリドラス 20g
- 孵化させたブラインシュリンプ
これらをテキトーにまわしながら与えています。
これはブリーダーさんによっていろいろと異なると思います。
まだ私自身正解だとも思っていません。
今後も検討が必要だと考えています。
ちなみに、稚魚に与える人工餌はグロウDをすりつぶして与えています。
余談かもしれませんがすり鉢は100均でもありますが、下記の商品がおすすめです。
サイズも60mmのものが小さくていいですよ。
最初に100均のものを使っていましたが、一度乗り換えるともう戻れません。
使い心地が最高に気持ちいいです。
擂るのに時間がかかりませんし、餌も無駄になりません。
100均の溝があるタイプは溝があってカスが残るんですよね。
いかもそれが悪臭を放つ。
毎日掃除ができる人はいいんですが、私のようなずぼらな人間には無理ですね…
案外馬鹿にできません。意外とお勧めです。
ハッチャー24
言わずと知れたブラインシュリンプ孵化器です。
稚魚を育成するためには必要な生き餌を用意するための用品です。
皿式とかでブラインわかすのもいいのですが、ブリードを考えているなら一気にたくさん沸かせるハッチャーは便利です。
うちでは2つ購入して毎日交互に使用しています。
エアーポンプ
飼育水に酸素を供給するために必要です。
やり方によってはなくてもいいのですが、ブラインシュリンプを沸かすときに必要なので持っておかねばならない用品です。
メーカーはどこでもいいですが、私は水作さんの水心という商品を使用しています。
ロングセラーですよね。
音は静かめであまり気になりません。
エアチューブ
様々な用途で使用します。持っておいて損はありません。
私は劣化しにくいシリコン100%のものをがいいと思います。
私は全部これに切り替えました。
エアーチューブは100均でも買えるんですが、安いものを買うと再度購入する手間もありますし、「どうせ100均で買えるしいっか」となってしまっててきーとに扱います。
そしてぐちゃぐちゃにして見えないケースにぶち込んでおく・・・みたいな感じになってストレスです。
シリコンにすれば少し高価なので大切にしますし、てきとーに扱わなくなったので個人的には大成功だと思っています。
電源タップ等
電源タップはアクアリウムをやる際は避けられませんね。
フィルター、ライト、エアポンプ、ヒーターorクーラーの最低4つ以上コンセントがさせるところがあれば問題ありません。
最近ではスマートコンセントやスマート電源タップなどが登場してきていまして、私もフル活用させてもらっています。
スマートコンセント系に関しては別記事を作ろうと思います。
うまく扱えばいろいろとメンテナンスが楽になります。
水質チェック試薬
弱酸性の軟水がコリドラス・パラレルス(コルレア)飼育では必須です。
水質の最低限のチェックは必要ですので、検査できるものを持っておきましょう。
個人的には1度で6項目の検査が可能なテトラ6in1を持っておけばいいかなと思います。
1度水質が安定してしまえばそんなに検査しなくてもよくなります。
私が気にしているのは、アンモニアが検出されないか、pHは正常値か、硬度が高すぎないかぐらいです。
あとはさらに水質を究めたいと思えばTDSが計測できるTDSメーターがあればいいと思います。
うちでは水の汚れ具合を見るために使用しています。
メンテナンス用品
メンテナンス用品は記事にすれば書くことがたくさんありますので詳細は別記事にしようと思います。
- バケツ
- 給餌用スポイト
- マイクロファイバークロス
- コケ掃除用品
- プラケース
- プロホース
とりあえず上記がそろえられたら問題ありません。
以上、コリドラス・パラレルス(コルレア)飼育において”ないと困る「絶対必要なモノ」”についてご説明させていただきました。
いろんなご意見があるかと思いますが、約1年間ブリードしてきて思う商品だけを厳選させていただいています。
皆さんが無駄なものを買わないで済むお手伝いが出来たら何よりです。
また、
なくてもいいけど「あるとすごく便利なモノ」や必要と思われがちだがとくに「不要なモノ」なんかもありますので別の記事にしたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございます。