コルレアが卵を産まない本当の理由
今回は「コルレアが卵を産まない本当の理由」と題して私なりに記事を書きたいと思います。
私の場合は運よく不定期ではありますがコルレアがきちんと産卵してくれていますので、うちの飼育環境はコルレアの繁殖に問題がないということになるのかと思います。
今日はコルレアが「産卵してくれない」という方のために私が考えるコルレアに卵を産ませる方法を考え、お話しできればと思っています。
コルレアが産まないのは飼育者のせいなの?
さて、巷のブリーダーさんの情報通りにコルレアを飼育しているのにもかかわらず産卵してくれないのでしょうか。
飼育者が嫌いなのかそれとも飼育環境が悪いのでしょうか。
いえ、私はそうではないと思っています。
私が考えるのは「産まない」のではなく「産めない」のではないかと考えています。
むしろそれがすべてなのではないかと思っています。
狭い水槽という環境に成熟した雌雄が入れられて、ほぼ逃げられない状態であれば、子孫繁栄の本能のままに行動し、子孫を残すという行動を必ず取るはずです。
人間でしたら、意図的に避妊をしたり、相手を避けたりすることもできますが、魚は基本的には難しいと思います。
そう考えると、もう「産めない」から「産まない」としか思えません。
飼育水のpH、GH、水温が問題なのか。
相性が問題なのか。
正解はコルレアちゃんに聞かないとわかりませんが、私が考える産まないもしくは産めないと考える理由は以下です。
コルレアが産まない本当の理由
水温が適正ではない
我が家の親水槽は年中水温を23℃固定にしています。
普通の熱帯魚を飼育させる際の水温よりは低めですよね。
これが絶対正しいのかどうかはわかりません。
水温を大きく変化させたことは、飼育を始めて今までほとんどありません。
変化があるとしたら、水替え時ですが、一応水温をほぼ同じにしてから水替えをしています。
私の場合は普通とはやり方は違うかもしれませんが、念のため水替えの時に水を足す場合はエアチューブを使って少しずつ注水をしています。
そこまで気を使わなくてもいいんでしょうが、そんなに手間もかかりませんし、水温・水質変化も緩やかになるのでやっています。
水質が適正ではない
水質に関しては私も巷の情報を参考に飼育しています。
コルレアを飼育する場合、最も適した水質にするのであれば本来の生息地の水を使用するのが一番のはずです。
南米のネグロ川支流のイサナ川です。
弱酸性のブラックウォーターで、気候は熱帯モンスーン気候でしょうが標高が高いので、水温は低めのはずです。
私は弱酸性でTDSが低めで飼育すれば基本問題ないと思っています。
雌雄が揃っていない
いやいや、そんなわけないだろうと思うかもしれませんが、意外にこれはあるかなと思っています。
飼育しているコルレア全部オスみたいなことはありえるのかなと思います。
雌雄判別については、ネットで方法が書かれていますが、上から見てふっくらしたのがメスです。
でも素人には判別が難しいですし、私も完璧かといわれたらちょっと悩むかもしれません。
人間にも個人差があるように、コルレアにも個体差があると思います。
親の飼育数が少ない
コルレアは高価なお魚なので、一気に数十匹お迎えするのは難しいかもしれませんよね。
よくコルレア飼育ではオス:メス=2:1で飼うといいよ!と言われます。
ですから、3匹お迎えして「産まない・・・」と言っている人もいるのかもしれませんね。
メス1で、その子が産めない体であれば、永遠に卵は生まれないですからね。
メス2のオス4ぐらいいれば大丈夫だとは思います。
うちは最初は5匹ぐらいでスタートさせて、今は9匹いますのでうまくいったのかもしれません。
成熟していない
コルレアが生後どれぐらいで繁殖活動を始めるかがわかっていないという人もいるでしょう。
正確には私も分かりませんが先輩ブリーダーに聞いたところ早くて産まれて1年半、大体2年ぐらいかかるかなぁと言われたことがあります。
サイズ感としては5cmを軽く雌雄ともにオーバーしているぐらいとのことです。
私は1からコルレアを育てて産卵するまでの期間を計測したことはありませんので、一概には言えませんがこれは本当だと思います。
最初私は3.5cmほどのコルレアで飼育を始めましたが、産卵するまでに期間が長すぎると思いましたので、即戦力の個体をお迎えさせていただきました。
5匹ほど5〜6cmのコルレアをお迎えしましたので超高額でしたが・・・
まぁ、要するに5〜6cmまで育つということは2年ものというワケです。
餌もたくさん食べ、病気とかも乗り越え成長したコルレアちゃんなんですよね。
そりゃ高価にもなりますわな・・・と勝手に納得してしまいました。
この辺の情報って実はあまり出回ってないですよね。
- 繁殖は産まれて1.5〜2年ぐらいかかる
- サイズは5〜6cmオーバー
生殖機能に障害がある
上にも書いてますので重複になりますが、生殖機能の障害は大いにありえると思っています。
人間に個人差があるようにコルレアにも個々に差があって当然です。
うちの場合は、産卵した場所によってどの雌が生んだか大体把握できますし、卵の孵化率も毎回同じです。
ですから、産ませようとして、水温や水質に過度な変化を与えるのも可哀想だなぁって思います。
それがスイッチになっているのかもしれませんが、うちはスイッチ意識しなくても産んでますので・・・
ただ、雨季とか乾季とか意識してみてもいいかもしれませんね。
コルレアの故郷のイサナ川は熱帯モンスーン気候ですが、標高が高いはずですので、若干の乾季があるはずです。
ですから季節による水位の上下はありなのかもしれませんね。やったことないですけど。
ただ、やるのであれば、少し気温を低くした上で水位を下げるという変化ですかね。
あとは夏の激しい降水を意識して水位の急上昇もアリかもしれません。
では今回の話を復習しましょう。
まとめ
今回は「コルレアが卵を産まない本当の理由」と題して私なりの見解を述べていきました。
まとめると以下です。
- 水温が適正ではない
- 水質が適正ではない
- 雌雄が揃っていない
- 親の飼育数が少ない
- 生殖機能に障害がある
今回の記事いかがでしたでしょうか。
私なりの見解なので間違った理解もあるかもしれませんが、ブリードの参考になれば幸いです。