コルレア繁殖水槽の最適サイズを考える
繁殖用水槽のサイズについて質問いただくことが結構多いです。
私はプロのブリーダーではないので、個人的意見としてお伝えさせて頂いています。
質問いただいてから深く考えることもたくさんあります。
質問いただきありがとうございます。
結論
結論は個人的にはお好み、またはライフスタイルに合わせてでいいのかな?と思っています。
繁殖用水槽は60cmワイド水槽を使用
私自身はADAの60cmワイド水槽(60×45×45)を使用しています。
こちらで充分繁殖させることができていますので、正解の一つではないかと思っています。
実はこの水槽、私が購入した直後ぐらいに廃盤になってしまったので今は売ってないですけど、他社製品で代替できますね。
60cmワイド水槽を選んだ理由
60cmワイド水槽を選んだ理由ですが、決め手の要因として、いろんなサイトでおすすめされていたことがきっかけです。
下の水槽別水量をご覧ください。
規格名 | 外寸(幅×奥行×高さcm) | 水量(ℓ) |
30cmキューブ | 30×30×30 | 24.4ℓ |
45cm規格 | 45×24×30 | 29.3ℓ |
45cmワイド | 45×30×30 | 37.0ℓ |
45cmキューブ | 45×45×45 | 85.2ℓ |
60cm規格 | 60×30×36 | 59.9ℓ |
60cmワイド | 60×45×45 | 114ℓ |
90cm規格 | 90×45×45 | 172ℓ |
60cmワイド水槽は水量が約114ℓと多く、水質が安定しやすいと思ったことが一つの理由です。
60cm規格水槽が59.9ℓなので、ちょっとのサイズアップでおよそ倍の水量になります。
もう一つは、底面積が広いので、コルレアがストレスが少ないかなと思ったのが理由です。
ストレスを感じているかどうかはコルレアに聞いてみないとわからないところですが…
60cmワイド水槽のデメリット
ただ、実際に使用してみて感じる難点が一つあります。
採卵するには水槽サイズが大きすぎるということです。
コリドラスはガラス面や、水草等に卵を産みつけるのが基本ですが、中には地面にばら撒く個体もいます。
我が家でも卵が底砂まみれになって、採卵が面倒なことが多々あります。
半袖をまくって手を突っ込んで採卵するのですが、水深が深いのでTシャツ(特に脇)もびちょびちょになることも多々あり、採卵が億劫になってしまうこともしばしば…
特に水換えをした後にうちはよく産むので、土曜または日曜に水換えした後、週頭の月曜に産卵することも多く、仕事で疲れてかえって来た身体にはかなり堪えます…
60cmワイド水槽では身長173cmの私でもかなり採卵がきついので、ご自身の身長や腕の長さに合わせて考えられてもいいのかなと思います。
小さい水槽ではどうか?
うちには30cmキューブ水槽もありますが、水量が少なく、水質の安定にはスキルも必要です。
水量は24.4ℓで60cmワイド水槽と比べると全然少ないですね。
今からブリードを始めるなら?
私が今からブリードを始めるとしたら45cmワイド水槽にするかなと思います。
45cmワイド水槽なら、水槽を縦置きにすればパッとした前面の見た目は30キューブ水槽なので、コリドラスマンションを作成する人などはいいかもしれませんね。
コリのサイズによって水槽を分けてくることなども出てくるとを思うと、あまり大きな水槽を置くのはスペース的に足りなくなってしまう可能性がありますね。
試したことはないので正解かわかりませんが、
水質の安定をとって採卵を頑張るか
水質調整を頑張って採卵を楽にするか
お好み次第かなあというのが現時点の結論です。
飼育者のライフスタイル・性格によるところかなぁと。
繁殖水槽のその他注意点
ブリードしたい方は水槽内に置くものも注意です。
綺麗な水草水槽にすると採卵がめっちゃ大変ですのでご注意を!
私は流木とアヌビアス・バルテリーをいれていましたが、結局面倒で水草なし水槽にしてしまいました…
現在は100均で購入したフラワーベーススタンドにシェルターをのっけているものを入れているだけです。
参考になれば幸いです。